看護師は医療現場においてなくてはならない存在として重宝されているが、実際は慢性的な人材不足や幅広い業務によって非常に激務であるとされている。このため看護師の環境改善が求められており、激務を解消しようとする動きがみられているようだ。そこで気になってくるのが、実際に看護師がどの程度激務なのかという点である。
まず一番に指摘されているのが「夜間の勤務」だ。看護師は不規則なシフト制度で勤務を組まれているのだが、その中には夜勤が入っている。夜勤は日勤帯の仕事と違って少人数で患者を看護しなければいけないほか、何らかの急変があれば慌ただしく動き回らなければいけない。そのような状況がなくても夜勤そのものが日勤帯以上に精神的にも身体的にも負担が大きく、1か月に数回組み込まれているため疲労感が強いと言われているのだ。
また看護師であっても介護の業務も多く、身体的な重労働が少なくない。その上人手不足も重なっているので、1人1人にかかってくる業務量が多くなりがちで、業務の一つをとっても患者の命に係わることからミスが許されないという精神的なプレッシャーも強いのである。
このような具体例を見ても看護師の仕事は激務であると言えるし、少ない人数でこなしていくには限界があると考えられる。それでも患者を見捨てるわけにはいかないという使命感から激務に身を置いている看護師が多いため、早急な環境改善が求められている部分があるようだ。
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